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住み込み生活

あれよあれよと話が進み、コルシカ行きが決まったわたし。

私はコルシカ島の5つ星ホテル、grand hotel de calarossaという所の
一つ星レストランでパティシエの見習いとして雇ってもらうことができました。

冬場は閉めているため3月後半くらいから従業員が集まり始め、
セゾニエ(季節労働者)と呼ばれる人たちが雪山の地域から、
南へ移動してコルシカ島に来ていました。

現地に住んでいるのはシェフ達くらいで、それ以外のスタッフは
みんな相部屋の寮や車がある人はコテージに住み込んでいました。

私は自転車も車もなかったのでホテルの目の前の、
ワンルーム、バスルーム、トイレだけの部屋に
19歳の女の子、クレールと相部屋に。

クレールは同じ学校の男の子(ビクトール)と来ていて、
調理やレストラン・ホテル系の学校に通っているようで、
スタージュ(研修)としてこのホテルを自分たちで選んだのだとか。

気まずい事に二人は付き合っていて同じ場所を選んできたのに、
直前に別れてしまったのだとか....。

もう、なんて顔で聞いたらいいのか
クレールは未練たらたらで。この滞在で復縁を狙っていると。

いや真面目に研修しなさいよ(笑)

で、このコルシカ滞在、もうなんていうか本当に忍耐でした。
学んだことはたくさんあったのですが、
プライベートがない感じが私にはとてもしんどかった。

そして本当に日本人がゼロ、
日本語の通じる人なんて一人もいない。

なんならアジア人も私以外に一人しかいない、
そしてみんなのなまりが半端ない。

働くには困らない語学は身についていたのに
ほんっとうに会話に入れなくて。

オチのある話ができない〜〜
話のオチがわからない〜って泣きながら親に電話したのを覚えています。

次回、コルシカ島での忍耐生活
当時のことを少しずつ思い出しながら書いていきたいと思います。